最近話を聞くことが多い「サービス付き高齢者向け住宅」とは?

「サービス付き高齢者向け住宅」とは,高齢者単身・夫婦世帯が住み慣れた地域で安心して住み続けれられることを目指した,政府認定の賃貸住宅です(登録制です。国が進めています)。国はこの「サービス付高齢者向け住宅」を2020年までに60万戸供給することを目標とし,補助金や税制優遇などの施策を実施。新築でもリフォームでも認定を受けられますが,そのためには、ハードとソフト(サービス)の条件を満たす必要があります。
事業形態としては,地主様が建て貸しをし運営会社が借り上げるのが主流です。通常は,融資期間と同等年数での借上げが一般的です。20年の契約なら,賃料は20年間一定ですので地主様にとっては安心と言えます。
認定条件,補助金,税制優遇は下記のとおりです。

認定条件
①ハード面 バリアフリー構造、一戸面積25㎡以上(共同利用の居間,台所などの面積が十分なら18㎡以上で可能)
②ソフト面 見守り,生活相談などのサービスの提供が必須(介護会社,医療法人などのヘルパー2級以上が必須)
補助金
建築、工事費の10%(100万円×戸数)が上限
リフォーム 改修費の3分の1(100万円×戸数)が上限
③税制優遇
所得税・法人税(5年間、割増償却40%)
固定資産税の軽減(5年間、税額2/3軽減)
不動産取得税の軽減など(家屋は1200万円控除/1戸)
詳細は高齢者等住宅安定化促進事業

http://www.koreisha.jp/service/dl/se_jyutaku.pdf

今後30年~40年以上続く少子高齢化の時代を考えた賃貸経営は「サービス付高齢者向け賃貸住宅」です。
尚、年度ごとに応募規定などが変わることもありますので、最新の情報をホームページなどでチェックすることも重要です。