福の神が来るような家に住み,幸せをつかむためにはどうしたらいいでしょう?

私達は不動産会社を経営しています。その経験ですが,倒産破産する会社で売りに出る建物には共通点があります。それは汚い物件が多いことです。個人住宅も同じです。

店舗でも忙しくて繁盛している会社はきれいです。整理整頓清掃された現場は工期も早くなります。つまり,美しく片付いた空間に住めれば幸運がやってきます。多くの本でも証明されています。

まずは,新築入居時に家をきれいに使う決意をしていただきます。

但し,皆さま決意されても70%くじけます。それは①収納場所,そうじ道具入れなどが環境整備されていない②そうじの本当の意味を知らないことが原因です。まずは①の収納場所,掃除道具入れを環境整備することから始めることです。

そのためには①新築時にそうじ,片付けが1/2になる家を建てる②整理整頓の棚,衣類収納を物に合わせて1階に多く収納をつくる③そうじしやすい住宅設備と各場所にそうじ道具入れをつくる④より美しインテリアを追求するなどがあります。

また,そうじの意味ですが,ここでは「環境整備」という意味で使っています。仕事においても,そして家庭においても「環境整備」は人材育成に大きな効果を発揮します。

多くの企業は「環境整備」にといって社内運動に取り組まれています。しかしながらうまくいっている企業といっていない企業との差は,「環境整備」の定義づけにあると考えています。「環境整備」を単なるそうじと考えると,ただ漠然ときれいにすればいい,そうじをすればいいという単調な行動になります。

しかしながら,環境整備を「仕事に備えるために職場環境を整えること」ととらえれば,環境整備への取り組みかたも変わってきます。すなわちここでいう「そうじ」とは「環境整備」のことを言っています。

福の神が来るような家も,こういった考え方を取り入れた上で「環境整備」をしながら「幸福になるために家庭環境を整えること」ととらえれば,家の間取りや収納,いろいろな工夫,仕組みが考えられます。