東京など都会の上手な土地の探し方について,どのような点に注意したらよいでしょうか?

ありがとうございます。

都市部は、高度地区と言って、近隣の日照,風通し確保の為、建築物の高さが制限されている地域が多々あります。東京の場合は、3種類の高度地区が設定されていますが、住宅地で多いのは第2種高度地区です。

高度地区内でも、北道路だと道路斜線が優先され、容積率を活かすことが可能になる場合が多く、南道路に比べて、土地が安いというメリットもあります。もちろん日当たりが気になる事もありますが、利便性の良い都会暮らしですから、ぜいたくも言えません。

その場合は、プランニングを上手にし、日当たりの悪い1階に寝室を作るなど工夫します。

一般的には都市部は土地が高く、狭小地で建築費も高いというイメージがありますが、いろいろな面でメリットが出る場合もあります。

例えば、東京は上下水道・ガスの整備環境が良いため、宅内への引き込み距離が短くて済みます。また東京23区は水道過入金(全国的には25万円程度必要)がありません。もちろん本下水ですので、浄化槽の設置費用もありません。建築に対する助成金が出る区もあります。

住んでからの出費も抑えられる場合があります。例えば、幼稚園の補助金がたくさん出たり、医療費が中学生になってもタダだったりとさまざまな補助金制度が揃っていて、その分をローンの支払いに充当することが可能です。土地を探す際に、その地区のお得な福祉制度を調べることをお勧めします。