消費税アップの前と後では購入はどっちが得なの?

消費税8%が適用されるのは平成26年4月1日以降に引き渡される物件です。また不動産の場合は消費税がかかるのは建物部分のみで土地にはかかりません。

実は消費税が課税されるのは物件を事業者(不動産会社や販売業者)から購入する場合のみです。

個人所有の中古住宅を不動産会社の仲介で購入する場合売買価格に消費税はかかりません。中古住宅を購入するなら消費税がかからないので税率アップの影響はほとんどありません。但し仲介手数料は「物件価格の3%+6万円+消費税」がかかります。

また消費税アップ後は「住宅ローン減税」が拡充されるため負担は軽減されます。これは毎月12月31日時点の住宅ローン残高の1%相当が所得税から戻される制度です。対象となる残高の上限が2倍となる予定です。新築購入の場合,消費税増税分の負担が和らぐことになります。

なおこの制度は条件を満たせば中古住宅でも適用されます。中古住宅は本体価格に消費税がかかっらないのでこの減税措置を利用すれば消費税増税後のほうがむしろお得かもしれません。