家の建築を考えています。どんな家を建てたいか家族でまとまりません。どうしたらいいですか?

家族一人ひとりの思い描いているマイホーム像はそれぞれに思い描いているカタチが存在します。それぞれの希望を洗い出していくとスムーズなプランづくりにつながっていきます。

どんな家を建てたいか,ライフスタイルを考える

家を建てることになったらどんな家がつくりたいか,どんな暮らしがしたいのかを家族全員でよく話し合ってみましょう。まず大切なのは自分たちがこれまでどんなライフスタイルだったのかを振り返ることです。

例えば家族全員がそろうのは何時なのか?家族一人一人はどんなふうに家で過ごすことが多いのか?そんな家族の行動パターンを把握しておくことでイメージは徐々に固まってきます。またどんな家にしたいのかという家族一人ひとりの希望を出し合うことも重要です。誰がどんな希望をもっているのかを客観的にしることで家のイメージが具体的になってきます。

こんなポイントがあれば家のイメージが伝わります

①したい暮らしのテーマを書いておく…イメージする家ではどんな暮らしがしたいのか。デザインは思い通りでも,思い描く生活ができないのでは意味がありません。テーマを明確にしてイメージを具体的にすれば生活に即したプランを提案できます。

②要望の譲れない点を順に書き出す…希望の優先順位をつけておくと話の進み方が早くなります。またその理由やねらいを書くことで希望が実現不可能な場合でも別の方法を提案していただくことができます。ただし要望が多くなりすぎると本来のねらいが見えなくなり逆効果となることもありますので家族と事前に話し合う事が大事です。

家族の将来像をイメージする

新しい家に住み10年後,20年後はどんな生活を送っているか,長期的な予測も大切です。例えば10年後には長男の独立,15年後には親との同居というような場合は家族はどんな対応をするのかなど家づくりに反映させていくと面白いです。

満足の行く空間を実現させるには正確にイメージを共有させることがカギです。家族で話し合いイメージを紙に書いて要望を共有していくとよりお客様が考えていたプランに近づくことができます。