子どもが12年後に大学へ行きます。太陽光発電の収益はどのように使うのがベストと考えますか?またローンの支払い方法はどうすれば良いと考えますか?

現在7万円の借家住まい。これから建てる新地kは24.3kWの太陽光発電搭載で月間8.2万円(税込)売電。ローン返済が月々約8.0万円(税込)のM様よりの質問です。

A.家庭収益と支出のシミュレーションをしていつどのような資金が必要かつかんでおくことが大切です。

シミュレーションした上で発電収益の使い方ルールを明確にしておくと安全です。おすすめは1/2をローンの返済にあてる(繰上げ返済で月々の支払額を下げる)ことです。毎月のローンの支払い額は12年後に8.0万円から5.7万円位になります。そして残り1/2を貯蓄にまわし太陽光発電で貯蓄を590万円増やしてはいかがでしょうか?繰上げ返済でローン支払い年数を短くする方法を選べば金利をもう少し節約できますが毎月の支払額は減らせません。

繰上げ返済は「月々の返済額を減らす方法」と「支払年数を減らす方法」を併用できます。目的に合わせて使い分けてください。貯蓄は大学進学のためだけでなく家と太陽光発電のメンテナンスのためにも必要です。まずアパートの家賃を年間84万円カットします。次に12年後ローンの支払いを毎月5.7万円まで下げます。そして進学中は毎月の売電収入全額の約8.2万円を学費にあてます。当然ながらその間は毎月の住宅ローンは下がりません。

卒業すると売電収入の70%をローン返済に回して残り30%でメンテナンス費など予測できないものに積み立てておくべきです。長い人生には予測できないことがあります。両方に対する備えをルール化し明確にすれば失敗は少なくなると思います。