各社どのスマートハウスがよいか比較できません。賢く買うには?

スマートハウスは各社バラバラで一般の人には比較しにくいと言われます。

一般的に決まった比較基準もございません。

わかりやすくするために今回は経済効果の高い順で比較基準をつくりました。経済効果の優先順位は次の通りです。Aさんの例を通してまとめてみます。

Aさんの例

月々家賃を7万8千円払っているAさんの相談に乗りました。Aさんは住宅メーカーを数社まわって太陽光発電,蓄電池,HEMS(ヘムス),地熱,燃料電池,太陽光などいろいろと勉強してきました。専門家より知識が豊富なくらいです。知りすぎてどの会社がよいか迷っていました。Aさんの知人が我々を紹介して相談に乗った次第です。Aさんには経済効果の大きい順に並べて優先順位をつけることを勧めました。45坪の家を建てる決意をしているAさんなのでアパート家賃と各社の住宅総額まで含めて経済効果を比較しました。

Aさんの経済効果の大きい順は,家賃カット(年間93.6万円)>スマートハウスの住宅総額を抑える(年間53.6万円)>太陽光発電の売電と電気代0円(年間約30万円)>全館冷暖房システム(年間4.8万円)>オール電化(年間3.6万円)>LED照明(年間2万円)

2012年の姿です。蓄電池は太陽光発電などのエネルギー創造機器とセットになれば利益が上がります。

また電力法の改正で夜間の安い深夜電力を日中に使えれば安くなります。

Aさんが検討していたのは毎日使うと電池寿命が10年未満で劣化する鉛電池なので採算性は難しいと思います。蓄電池は35年ローンではなく10年ローンで200万円の支払いを考えました。

ソーラー暖房が200万円かからず大型エアコン1台の価格に近ければ採算が合います。地球にやさしく優れたシステムです。蓄電池の性能と寿命が伸び採算が合うまで価格も下がれば嬉しいことです。その時に設置できるよう配慮しておくべきです。