プレスリリース:“認知症高齢者グループホーム”の建設が、 地域住民から歓迎され、喜ばれる秘訣とは?
社会福祉法人彦成福祉会(所在地 : 埼玉県三郷市、理事長 : 松井英司)は、2019年4月の開設を目指し、認知症高齢者グループホーム「トラスト和(なごみ)」を建設中です。彦成福祉会は、建設・不動産業の松井産業株式会社(本社 : 埼玉県三郷市、代表取締役社長 : 松井宏之)とは、組織としては独立しているものの、同じグループに属しています。
「トラスト和」は去る2018年12月23日に棟上げの運びとなり、上棟式を執り行いました。昔ながらの餅まき・お菓子まき・お金まきを行い、親子連れを中心に100名以上の地域住民が集まって、楽しんでいただきました。年配の方にとっては懐かしい伝統行事、若い方には初めての体験です。そこには世代を超えたコミュニケーションがありました。グループである建設会社の工夫と伝統を活かした取り組みでもありました。
上棟式の餅まきの様子。左側のブルーシートに囲われた工事現場が、認知症高齢者グループホーム「トラスト和(なごみ)」、右側の既存建物が、特別養護老人ホーム「彦成苑」です。
タイトル:【ドローンにて撮影】彦成福祉会グループホーム「トラスト和」餅投げ
写真:上棟式の餅まきの様子。
タイトル:【三郷市】彦成福祉会グループホーム「トラスト和」上棟式
(式典の後、餅まきが24分目から始まります)
グループホーム・高齢者施設の建設においては、「認知症の入居者が、施設を抜け出して徘徊するのではないか?」など、地域住民が不安を感じ、警戒する事があります。残念ながら、反対運動に発展してしまうケースもあります。
しかしグループホームの目的は、入居者が住み慣れた土地で、介護要員と家族的な共同生活を送ることにより、認知症の進行を遅らせることです。超高齢社会においては、それが隔離された施設ではなく、身近な生活圏にあることが重要です。
歳をとるのは、誰もがお互い様です。上棟式を通じて、高齢者施設と入居者への理解・親しみが深まり、地域の一員として暖かく迎え入れていただけたと考えております。