津波の時に水位が2メートルを越えると何故急に建物が壊れたのでしょうか?

水の中では浮力がついて水より軽いと浮きます。震災では多くの建物が浮いて流れ壊れました。仮に1階が60㎡ある建物の3m部分が水に浸かったとしたらどれくらいの浮力がかかるのか?答えは水より下の体積にあたる180Ntの浮力がつきます。軽い建物はその浮力に耐えられず水位が2メートルを越えると流れやすくなります。

てこの原理を使えば重い石でも上がります。同じように基礎からの水位が高くなるほど大きな力がかかります。仮に3tの力が加わると2Mで6Nt,3Mで9Nt,6Mで18Ntになります。つまり軽い家は2Mを越えると浮いて流れる強い力で壊れるの両面から全壊率が高くなるのです。

それに対して浸水深の低い地域では思い外壁の基礎部分を外側に伸ばすと水圧がかかって浮かない,また外壁も頑丈になります。地盤補強杭と基礎をしっかり固定して引き抜かれないようにすると転倒防止になります。