LED照明は電気料金を大幅にカットすると聞いたのですがどれくらい効果があるものなのですか?
照明は家庭用消費電力の16%を占めます。照明をLED照明に仕様変更すると白熱球に比べて,80~85%電気料金をカットできます。LEDは高いので,最初から標準装備の住宅メーカーは少ないようです。
LED照明は,電気料金が白熱球に比べて約1/8~1/5で済むだけでなく電球の寿命は約40倍長持ちします(年間2000時間点灯した場合)
節約する為LED照明をつけますが,寿命が長いことは大変ありがたいことです。電球が切れると取り替えは面倒くさいです。特に吹き抜けなどがあって高い位置に照明を付けている場合,取り替えが大変なのでLED照明をお勧めします。またLED照明は下方向タイプと多方向タイプがあります。リビングなど広い室内に取付けする場合,多方向タイプがお勧めです。そうしないと,部屋が暗くなります。最近は照明を隠してオシャレな空間をつくるダウンライトを多く用いますが,ダウンライトの選び方も用途に合わせて選ぶ必要があります。トイレ・玄関など,消し忘れしやすい照明はセンサー付きの照明が便利です。
住みはじめてお金のかからない節電+売電MAX住宅の家はLEDを標準装備にする
LED照明を最初から標準にしている家を選ぶことも大事なポイントです。LED照明は高くて機種も少ないので別途オプション工事にしている住宅会社が多いようです。
一般的な白熱灯中心の照明をLED照明に置き換えると一軒の家(4LDK)で年間約3万4000円も電灯料が節約できます。蛍光灯もLED照明には及ばないが白熱球に比べると節電効果はあります。
家を初めて建てるお客様には当然そこまでの知識はありません。最初からLED照明を別途工事にせず建築価格に含めて提案すべきです。そうしないとLED照明は高いので予算オーバーします。
LED照明は電球及び照明器具が高いことが欠点です。一軒あたり15万~20万円高くなります。だから欲しくてもあきらめている人が多くいます。またLED照明は一灯当たりの明るさが白熱電球60W相当以下の物が多いので部屋の灯数が多くなります。しかしそれでも欲しい人気器具の一つです。